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From: Akitaka HOSOMI
<hosomi@ga2.so-net.ne.jp>
Subject: 工業数学は不可解
Date: 1999/06/16 02:02:33
生粋の理系プログラマからすると、電子や電気で扱っている正弦波という言葉は
不可解なものである。正弦と余弦を一緒くたに扱っとるので、まぁ、ややこしい。
正弦電圧波形ということで、
A * cos( 2 * π * f * t + φ )
f は周波数、t は時間、φは初期位相
ねぇ、その表現なら余弦じゃないのかな?
で、余弦波に対する位相として定義されてるわけでしょうに?
複素平面なんかも、実軸は cos の項を持ってくるんだし、解析的にも都合が良く、
きれいにまとまるので、そういう体系なら、もう FFT に至るまで、一本道で迷い
ようも無いわけ。
それで、特に明示しなくても余弦を基準にして正弦余弦を同列に扱ってるのかな?
と思えば、この場合は、正真正銘の正弦波( sin 波 )を基準波とした位相角が欲し
いなどと言う ...... 、なんと、わがままなぁ〜〜。
まぁ、どっちにしても求めるのは簡単だから、お好みにできるんだけども、あの場
合は、あぁで、この場合は、こぉで、なんてのじゃ、まとまりがつかんだろうに。
さらにはねぇ、そういうのよりも、入力データの有効桁を心配した方が良いと思う
けどなぁ。入力部が 12-bit 程度の分解能しかない場合だと、 FFT みたいな凝っ
た計算をやらせたら、結果のデータは、たぶん荒れるよ。
それぞれの勝手な思い込みで、計算結果があってる、あってない、おまえの間違い
だ、いや、あいつだ、なんて問答するのは、ナンセンスなことじゃ。