新規記事投稿 フォロー記事投稿 記事のキャンセル
From: Akitaka HOSOMI <hosomi@ga2.so-net.ne.jp>
Subject: デジタルフィルタだっちゅうの〜
Date: 1998/07/15 06:24:43

わたしゃ、何の因果か、デジタルフィルタの関数なんぞを書かにゃならん
のだな、これが、また。


以下↓は、メモ程度の資料を読んだ感想文。


フィルタ回路に、極短時間の 1 発信号を入力してやると、それに応じて、
適当な出力信号が得られる。

この出力は、インパルス応答と呼ばれておるそうな。

対象となる回路に固有のインパルス応答が判れば、任意の信号を入力した
際のフィルタ出力を、パソコンの計算だけで、お手軽に求めることができ
るのだ。


直観的には、

入力信号は、極短時間の 1 発信号( インパルス )の一次結合として記述で
きる( 離散時間でお考えなされ ... )ので、 サンプリング周期毎にインパ
ルス応答を逐次加算してやれば、簡単に出力を計算できる筈だ。


通常、インパルス応答は、その入力信号のように極短時間では終了せず、無
限に続くので、これの逐次加算は、畳込み演算( 画像処理なんかでよく出て
くるコンボリューション演算ちゅうヤツだ )となる。

実際には、無限に計算させるわけにもいかないので、帰還させて、それと等
価的な計算を行なわせるか、または、有限で計算を打ち切るかで、2 種類の
フィルタが考えられる。

これらは、

      IIR( Infinite Impulse Response )フィルタ
      FIR(  Finite  Impulse Response )フィルタ

と呼ばれておるぞよ。


フィルタ関数の動作自体は、コンボリューション演算だからどうということも
ないのだが、離散空間を取扱う考え方は、とんでもない技術を生み出しておる。


 0 1 でデジタルが判ったつもりになってると、もう、子供から笑われる時代
なのじゃ。