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From: 夢見鳥
<siraisi@cavin.co.jp>
Subject: 西瀬戸自動車道中記
Date: 1999/07/13 18:20:42
西瀬戸自動車道中記
日曜日に初めて西瀬戸自動車道を走ってみました。
長い間お世話になったスバルの中古のドミンゴが車検切れのため
家内が月賦で買ったマツダ「デミオ」の新車で広島の県境まで乗
り込むというお遊びつきであります。
先ずは看板どおりに今治I.Cから進入、来島海峡大橋を渡り大島南
I.Cまで2,050円なり先払いである。
進んでいくと今治北I.Cがある、後で気がつくと松山方面から海岸
線を通る際は時間的に大西から今治北I.Cへ入った方が早いかな?
と思う。料金は普通車で150円お得のおまけつき。
さて、来島海峡大橋はなかなかの吊り橋である。何といってもこの
手の橋で歩道と自転車、バイク道があるのが面白い。この日も随分
とジョギングのいでたちの歩行者やサイクリイングを楽しむ人が多
く観られた。この橋は架橋工事から見続けていたのでその吊り橋の
美しさへの感動がちと少ないかな。始めて見ると感動がもう少し違
ったかもしれない。
[本州四国連絡橋公団のホームページより来島海峡大橋]
大島に入るとすぐ大島南I.Cがある。ここからは未だ一般道であるが
少し走って山のふもとで一休み、車から降りて耳を澄ますと色々な
小鳥の鳴き声が多く聞かれる。もっとも車の騒音は止まぬから人間
の特技である騒音フィルターを働かす必要がある。
少し走って大島北I.Cの入り口に着く、ありゃ、白いペンションの
候補地の前がこのインターチェンジであった。ちと後ろ髪が引かれ
るがトットと自動車道にのる。
伯方大島大橋を渡って伯方島、大三島橋を通って大三島これらの橋
は以前からあるものだ。
今回の道中で最も美しく感じたのは大三島から県境を越えて生口島
にかかる多々羅大橋である。この橋は斜張橋、合理的なものは美し
いという経験則に基けばたぶんこの橋の美しさは其れだと思う。
[本州四国連絡橋公団のホームページより多々羅大橋]
瀬戸田町という耕三寺の門前町のような小さな町であるが善光寺の
長野や金毘羅さんの琴平とよく似た門前町の体をよく整えた歴史を
感じる町並みが島の中にあるとは、大三島も含め島々の過去の繁栄
を偲ばせている。
[耕三寺]
そこでこの生口島の瀬戸田町で食事をする事とした。
瀬戸内とくれば小魚を食べない手はないわけで、地元の人に安くて
美味い店を尋ねる事にした。紹介頂いたのは「キャプテン」港の乗
船上の二階にある喫茶店の看板を掲げているが入って見ると水槽が
あるではないか。その日は魚が少ないとの事であったが、尋ねると
タモリがあるという。私は初めて聞く魚であったが家内に聞くと今
が旬だという。このタモリという魚は店の人は「笑っていいとも」
のタモリと同じという事だからカタカナで書いたが「たもり」かも
知れない。から揚げに調理頂いたが淡白な魚でなかなか美味い。言
わずと知れた蛸の産地でもあるので蛸さしを頂いた。これも文句無
しの美味さ。値段も手ごろでとれたての魚が食べれる良い店だった。
帰りに前の店によってその日とれた蛸を店頭につるしたほし蛸?を
買って島を一周する事にした。生口島北インターチェンジ辺りを通
ると生口橋が見える。この橋もたたら大橋と同じ斜張橋である。
[本州四国連絡橋公団のホームページより生口橋]
一見同じに見えるから誰も間違えないだろうが行き先の確認をした
方が宜しいかも知れない。
ここから島を半周して多々羅大橋を渡って帰路に着いた。
ちなみに酒類はビールである。うまい酒を飲みたいのだが先ごろよ
り気分が不調の為、水のごときビールであるが悪酔い防止のために
仕方なしというところだ。悲しい事ざんす。
今回の旅はここでおしまい。