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From: Akitaka HOSOMI <hosomi@ga2.so-net.ne.jp>
Subject: 考えを表明すること&隠すこと
Date: 1998/10/17 23:11:03

会議室に参加した時のことを考えよう。



自分が仕事で知り得た、一般の人には殆ど馴染みのない特殊な情報 というものは、
確かにある。

公表しても、問題がない物もあれば、何かの都合で公表できない物もあるだろう。

そのため、出典は明かせない、とか、資料の一部なら提供できます、という話は、
よく耳にする。

これは、持っている情報についての話なので、何ら問題はない、と私は思う。
( 職業上の秘密ということで、よく知られている事柄でもあるしね。)




これに対して、自分の主張の内容が相手に上手く伝わらず、説明や確認を求められ
る場合がある。

その時、職務上の都合なり、立場上の都合なりを理由に、自分の考えを表明するこ
とを、ほんとに、拒めるのだろうか?

それは、妥当な理由たり得るものだろうか?

自分の意見や考えを表明することについての話なので、職業上の秘密とは、全く事
情が違う、と私は考えている。




実際、Web の会議室は、公式のコメントや一般に通用する正式な見解を求める場所
なのだろうか?

私見ですが、とか、オフレコだよ、なんて言葉も存在するさ。

通常、匿名性が求められたりもするから、エチケットとして、相手の職業や身分な
どを、面と向かって聞いたりすることは、まず無いね。

# 私の場合は、参加者の職業など知りたいとも思わない。




本人が身分をほのめかして、それを理由に、自分の考えを表明することを拒む。

これは、正直なのだろうか、無礼なのだろうか?

拒んだ本人にとっては、どうだろうか?
他の参加者にとっては、どうだろうか?



参加する / 参加しない は全くの自由だ。ただし、参加した場合には、その自由が
責任に変わるのじゃないかな、と私は思ったりする。




某伊賀知事は、某神社参拝の折り、' まったくの私人として来た ' と言った。
俯いて、やり過ごしたりはしなかったね。その点は、立派だ。

某伊賀知事が、俯いて、やり過ごす人なら、私は、文句を言う気になりはしない。
( つまり、相手にしないってことさ )。